10人目:自分の愚かさと直面した人

前回予告したけど、今回は懺悔であり懺悔でない

 

私がいかに弱く醜い人間かに気づかせてくれた人

 

 

小学六年生の時に、特別学級?の子を呼びに行く役割をしていた。

 

私は多分、最初はかわいそうだと思ってたんだと思う。

 

今で言う知的障害の女の子だった。

 

ほとんど特別学級にいたが、時々クラスの一員として呼びに行っていた。

誰もやりたがらないから、誰ともいない私が引き受けた。

 

名前も顔も覚えていない。

覚えていないのは、彼女に限ったことではなく、私は一緒にいた人たちの名前も考えて思い出そうとしないと出てこない。

部活3年間一緒にいたのに名前がすぐに出ない。

そんな奴だから、まぁ、友達いなかった小学生時代から覚えてる名前は片手も出てこなかった。(4人出てきた☆)

 

だから、彼女のことで覚えているのは

自分の方が惨めだ

という感情を持ったことだけだった。

 

彼女は周りを気にしなかったし、特別学級の子たちとも皆んなと仲良くしていたイメージだ。

それに対して私は、クラスのメンバーと決して向き合おうとせず、最初はむしろ迎えに来てやってるぞ、くらいに思っていたと思う。

迎えに行った先で色んな人と仲良くしている姿、周りを気にせずシャンとしてる姿に、自分が恥ずかしくなった。

私には話せる人もいない、迎えに来るのもクラスから逃げてるだけだ、と。

気づいてからの私は彼女に合わせる顔がないと思い始めて、クラスに一緒に行く時間さえ苦痛になってしまった。

 

中学校からどうしたのかは知らない。

でも、自分の意志をきちんと持ってたから、自分を生きてて欲しいなと思う。

 

 

私の長い闇が続くその序盤だった。

そこから自分が嫌いで嫌いで仕方なくなっていく。

 

人を見た目でも知能でもなく、その人として向き合いたい。

たぶん、この時からなんだと思う。

上下関係も大人や子供、男女、親子

全てが違うだろうと思っていた。

年上だから、大人だから、男だから、親だから…

は?

だから何?

心の底から思ってた。

人を見たい。

 

この頃からだと思う。

誰を信じるか

何を信じるか

私は自分で選択していた。

 

たぶん、醜い自分に気づいたからこそ、だと思う。

だから、彼女には後ろめたさしかなかったが、感謝している。

 

願わくば、特別学級にいた時と同じように楽しそうに笑いながら仕事してますように☆

 

 

んーーー

かな

 

強く強く咲く

小さな一輪の花になろう

どんな風にも優しく笑っていれるように

by em;ou

これからまた続く道はコワイけどきっと

また新しい何かに包まれて歩いて行けるよ